今回は、サスペンス・スリラー映画『ドント・ブリーズ』を観た感想をレビューしたいと思います。
序盤から緊張感が高く、ドキドキ、ハラハラさせられる展開が続くので、あっという間に最後まで観てしまいました。
個人的には途中で「えっ、そういう方向に行くの?」とガッカリする部分もありましたが、それでも全体的に見ればかなり面白かったと思える作品でした。
※この記事ではネタバレがあります。未視聴の方はご注意ください。
※こちらの記事は私が映画を観て感じた個人的な感想です。好みや受け止め方は人それぞれですので、「こんな意見もあるんだな」くらいの気持ちで読んでいただければ幸いです。
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あらすじ
親と決別し街を出るため逃走資金が必要だったロッキーは、恋人のマニーと友人のアレックスと一緒に、大金を隠し持つと噂される盲目の老人宅に強盗に入る。だが目は見えないが超人的な聴覚を持つ老人は、どんな“音”も逃さない<異常者>だった。真っ暗闇の家の中で追い詰められた若者たちは、怪しげな地下室にたどり着く。そこで目にした衝撃的な光景に、ロッキーの悲鳴が鳴り響く――。彼らはここから無傷で《脱出》できるのか―。
感想
物語は、デトロイトの荒廃した街を舞台に、3人の若者(ロッキー、アレックス、マニー)が「盲目の老人の家に忍び込んで大金を盗もう」と計画するところから始まります。
ただ、狙った相手が“ただの老人”ではなかったのが、この映画の恐ろしいところ。盲目とはいえ、彼は元軍人で、驚異的な聴覚と身体能力を持ち、しかも自宅はまるで要塞のように防犯対策がされている。侵入した瞬間から、若者たちが逆に追い詰められる展開が始まります。
ロッキーの恋人マニーは早々にじいさんに殺されていまい、ロッキーとアレックスだけになります。
中盤まではとにかくスリル満点。廊下を歩いていると急に現れるじいさん、真っ暗な地下室で息を殺して隠れるシーンなど、息が詰まりそうなほどの緊張感があります。
しかし、物語が後半に差しかかったあたりから、雰囲気が一変します。
地下室でロッキーが見つけた謎の女性シンディ。実は彼女こそ、老人の娘を死なせた犯人であり、本来なら刑務所にいるはずが、金の力で釈放されていた人物でした。ここから物語は単なるサスペンスから、かなりショッキングで異様な方向へと進んでいきます。
老人は彼女を監禁し、娘の命を奪った代償として「新しい命を産ませる」という狂気じみた復讐を計画していたのです。ここで一気に、今まで「ちょっと可哀想だけど強いおじいさん」だった彼のイメージが、「サイコパスじいさん」に変わってしまいました。
シンディは2人と脱出を試みるも、流れ弾に当たり死亡。そして次はロッキーに「お前が代わりだ」と人工授精しようとするシーンへ…。この展開、個人的にはかなり苦手でした。
ここまでの緊迫感あるサスペンスが一気に「変態ホラー」に変わってしまい、「うーん、これはちょっと違う…」と感じてしまいました。とはいえ、このシーンがあることで老人の狂気や執念深さが際立ち、単なるスリラーではなく強烈なインパクトを残す作品になっているのも事実です。
クライマックスでは、アレックスが命を落とし、ロッキーが最後の生き残りとして必死に逃走します。外に出たと思ったら犬に追いかけられ、車に閉じこもる緊張感のあるシーンも見どころのひとつ。
そしてようやく脱出に成功したロッキーは、大金を手に入れ、新しい人生を歩もうとします。
空港のテレビに映る老人は「強盗被害者」としてインタビューを受けており、ロッキーの存在も金を盗まれたことも一切語らずに終わります。
このラスト、私は「これは暗黙の取引なのかな?」と感じました。老人は「金はやるから、俺の秘密も墓場まで持って行けよ」という無言の圧力をかけているように見えました。
総合的に見て、前半のサスペンス要素は本当に素晴らしく、ホラーやスリラー好きにはたまらない作品です。後半の展開は好みが分かれると思いますが、それも含めて強烈に印象に残る映画でした。
📌 最後に
今回の作品の個人的な評価は ★★★☆☆(5点満点中) です。
次回作『ドント・ブリーズ2』もすでに視聴済みなので、また別の記事でレビューしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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