有名だけど、実はちゃんと観たことがなかった映画『A.I.』。今さらながら初鑑賞したのでレビューしたいと思います。
※この記事ではネタバレがあります。未視聴の方はご注意ください。
※こちらの記事は私が映画を観て感じた個人的な感想です。
好みや受け止め方は人それぞれですので、「こんな意見もあるんだな」くらいの気持ちで読んでいただければ幸いです。
あらすじ
近未来、人類は生活のあらゆる場面で“メカ”と呼ばれるロボットの世話を受けていた。最新型の子供ロボットであるデイビッドは、引き取り先の家族を無条件に愛するようプログラムされていたが、その愛を受け入れてもらえず、結局捨てられてしまう。
感想
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スピルバーグ作品ということもあり、もっと分かりやすいSF映画を想像していたが、実際に観てみると想像以上に重く、切ない物語だった。
物語は、昏睡状態の息子マーティンを持つ夫婦のもとに、代替としてロボットの少年デヴィッドが迎え入れられるところから始まる。夫のヘンリーは科学者として合理的に判断するが、母モニカは最初、デヴィッドをどうしても受け入れられない。不気味さや戸惑いを感じながらも、一緒に生活する中で次第に情が芽生え、本当の息子のように接するようになる。この序盤はとても丁寧で、「もし自分だったらどうするだろう」と感情移入させられる展開だった。
しかし、奇跡的にマーティンが意識を取り戻し、家へ帰ってきた事で物語は一変する。ここからが結構辛い。マーティンはデヴィッドに対して露骨に意地悪で、ロボットであること、愛を知らない存在であることを逆手に取り、危険な行為をそそのかす。寝ている母親の髪を切れと命じ、ハサミを持ったデヴィッドが近づいた結果、母が目を怪我してしまう場面は非常にショッキングだった。
さらにマーティンの友人たちも加わり、プールでの事件が起きる。ナイフを突きつけられたことでデヴィッドの防衛機能が作動し、結果的にマーティンと一緒に水中へ落ちてしまう。この一連の出来事によって、夫婦はついにデヴィッドを危険な存在だと判断し、彼を捨てる決断を下す。母モニカが山奥でデヴィッドとテディを置き去りにする場面は、本作屈指の胸が痛むシーンだった。
その後物語は一気に世界が広がり、ジュード・ロウ演じるメカのジゴロ、ジョーが登場する。彼の動きや話し方はどこかコミカルで、人間以上に人間らしく、同時に強烈なロボット感もあった。主演のハーレイ・ジョエル・オスメント君と並んで、「ロボットを演じる」という点で非常に説得力のある演技だったと思う。
メカ回収部隊に追われ、捕まったロボットたちが処刑される“ジャンクフェア”のシーンは残酷で、人間の娯楽としてロボットが間引かれる描写に強い嫌悪感を覚えた。一方で、正直に言うと、このあたりから物語に少し中だるみを感じてしまった。置き去りにされるまでの展開は先が気になって仕方なかったのに、スケールが大きくなった途端、「あれ、こういう方向に行くんだ?」という戸惑いが勝ってしまった。
声だけの出演でドクター・ノウを、ロビン・ウィリアムズが演じていました。
物語の終盤、デヴィッドの旅は『ピノキオ』を思わせる構造になっていく。「本当の子どもになりたい」「ママに愛されたい」という願いを胸に、ただ一人、純粋すぎるほど純粋に行動し続けるデヴィッド。その健気さが、観ていてとにかく切ない。テディが母の髪の毛を大切に保存していたラストには思わず「ナイス!」と言いたくなった。
最後は再び母と再会し、永遠の眠りにつくデヴィッド。あれほど残酷な捨てられ方をしたにもかかわらず、それでも母の愛を求め続けた彼の姿に、救いと同時に大きな虚しさを感じた。「良かったね」と言いたくなる結末ではあるが、決して単純なハッピーエンドではない。観終わったあと、静かに心に重さが残る、そんな一本でした。
📌 最後に
今回の作品の個人的な評価は ★★☆☆☆(5点満点中) です。
想像していた物語とは違っていましたが、オスメント君とジュード・ロウの演技力はさすがでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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