今回は、愛用している鉄フライパン『リバーライト 極JAPAN』を実際に使ってみた感想をレビューしたいと思います。
鉄フライパンと聞くと「お手入れが大変そう」「焦げ付きやすそう」といったイメージがあり、ハードルが高いと思われがちですよね。私も購入前はそう感じていましたが、このシリーズは「鉄フライパン初心者でも使いやすい」と評判の商品。
思い切って28cmのフライパンと、深型の炒め鍋30cmの2種類を購入しました。
まず感動したのが、チャーハンが本当にパラパラに仕上がること!今までテフロン加工のフライパンを使っていたのですが、どうしても水分が飛び切らず、べちゃっとしたり、油っぽくなったりして満足できる仕上がりになったことがありませんでした。
ところが、このリバーライト極で作ったチャーハンは、初めて美味しいと思えました。
鉄フライパンは熱伝導率が非常に良いので、一気に食材に熱が通り、水分がしっかり飛んでくれます。
チャーハン以外でも、野菜炒めがシャキッと仕上がり、肉はジューシーに焼けるので、普段の料理がワンランク上がったような感覚になります。
また、テフロン加工のフライパンだと、表面を傷めないために金属製のタワシが使えず、こびり付きがあるとスポンジでゴシゴシ洗うしかありませんでした。それが地味にストレスだったんです。
リバーライト極なら、ガシガシとカナダワシで擦っても問題なし。焦げ付きも簡単に落ちて、むしろ洗い物が楽になりました。使用後はすぐにお湯で洗い、火にかけて水分を飛ばし、油を薄く塗っておくと説明書には記載されていますが、私は洗ってキッチンペーパーで拭いて、ガスコンロの上にしばらく放置して棚にしまっています。油を塗らなくても今のところ何も問題ないです。最初は「使用後すぐ洗わないといけないなんて面倒だな」と思いましたが、慣れると意外と手間に感じず、むしろ後で洗うよりラクに感じました。
ただし、フライパン自体はやはり重いです。事前に口コミを見て覚悟はしていましたが、28cmサイズともなると片手で振るのはちょっと大変。少量のチャーハンならギリギリ振れますが、量が多いと腕力に自信がない方は厳しいかもしれません。深型炒め鍋30cmの方はさらに重量感があり、フライパン返しではなくヘラで混ぜるスタイルが向いています。
とはいえ、深型炒め鍋は揚げ物にも大活躍。熱伝導率がいいので油の温度が下がりにくく、食材を入れてもカラッと揚がります。
少ない油でも揚げやすく、天ぷらや唐揚げが失敗しにくくなりました。仕上がりもカラッとしていて美味しく感じました。
本来は毎回「油返し」をして表面に油膜を作ると良いとされていますが、私は毎回はやっていません。それでも今のところ特に問題なく使えています。
油の量については、やはり少なすぎるとくっつきやすいので、私は調理の際に少し多め(大さじ1くらい)に入れています。くっついてしまっても「あとでタワシで擦ればいいや」と思えるので、気持ちがラクです。
こびりつかずきれいに調理できたときは、たわしでサッと洗い、キッチンペーパーで拭き取って終わりです。
注意点として、鉄フライパンは長時間煮詰める料理にはあまり向きません。
私もピーマンの肉詰めのソースを煮詰めた時に、少し鉄臭さを感じたことがあります。トマトソースやナスなど、酸性の食材やアクの強い野菜は変色する可能性があるので、そういった料理はテフロン加工のフライパンを使うようにしています。
鉄フライパンの大きな魅力は、なんといっても長く使えること。テフロン加工のフライパンは数年でコーティングが剥がれ、買い替えが必要になりますが、鉄フライパンはきちんと手入れをすれば半永久的に使えます。
「育てるフライパン」とも言われるように、使い込むほど油がなじみ、どんどん使いやすくなるのも面白いポイントです。
総合的に見て、リバーライト極JAPANは初心者にも扱いやすい鉄フライパンだと感じます。重さだけはネックですが、それ以外はメリットが多く、私自身とても満足しています。
チャーハンや野菜炒めの仕上がりが格段に良くなるので、「料理が好き」「もっと美味しく作りたい」という方には本当におすすめです。これからも大事に育てながら、長く使っていきたいと思います。



